Maven 2をインストールしてみました。なるほど、CPANチックです。こちらのページが詳しくてよかったです。
でも、あくまでも「チック」であり、根本的な違いも大きいです。一番大きいのは、Mavenはモジュールをインストールするツールではないってことです。あくまでもコンパイルや配布のためにモジュールを集めて来るだけのツールなので、Mavenを使ってもjavaコマンドの機能は拡張されません。Mavenで管理されているプロジェクトからそのライブラリが見えるようになるだけです。CPANではperlコマンドに直接モジュールを突っ込んでいるのに対し、対照的です。
後、CPANはperlのコア機能として手厚く管理されてますが、Mavenはそこまでメジャーじゃないと言うこと。CPANの力の入れようはsearch.cpan.orgを見れば一目瞭然です*1。Mavenにも勇士が運営する検索サイトMaven Repo Searchなんて便利なサイトがありますが、jarの名前までしかわかりません。登録されているモジュールも、CPANの雑多ぶりに比べるとちょっと寂しい気がします。なぜMavenがブレークしてないかと言えば、javaはperlと比べて再利用を怖がる文化があるので*2、その影響もあるんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょう?
逆にMavenの強みは、誰でもリポジトリが作れることとバージョンの管理がしやすいことでしょうか。Seasarのリポジトリもあったりします。バージョンはディレクトリで明確に分かれて管理されており、依存関係にバージョンも入れることができるのでバージョン差異問題に苦しむこともありません。
せっかくいいツールなんだから、もっと流行ってくれると面白そうなんですけどね〜。