Pixel Pedals of Tomakomai

北海道苫小牧市出身の初老の日常

道志みちと山中湖

今日は 道志みち を登って山中湖に行く日である。と言っても、ルートについてはあまりわかっていない。最近忙しかったのもあるが、結局はヒルクライムは現れた坂を淡々と登るしかないわけで、たとえ事前知識があってもそれは変わらないのである。経験豊富な人が先導してくれるのであれば、なおさらだ。

ヒルクライムをするときには補給食が必要だ。自分は去年の冬からヒルクライムを始めたので、補給食はずっとチョコレートを使ってきた。しかしチョコは溶ける。最近のライドでは、ベトベトに溶けたチョコを飲むように食べることが多くなり、非常に不快だった。そこで今日は、補給食としてカロリーメイトを選んでみた。カロリーメイトは子供の頃好きだったのだが、カロリーが高く気軽に食べられないので食べるのを辞めてしまった。ライド中であればカロリーを気にせず気軽に食べることができる。何より、せっかく補給食を摂るのであれば、ゼリーや羊羹を飲むよりも好きなものを食べたほうが良い。

補給食も揃えて準備万端、朝 7:00 に橋本駅でサークルの方達と合流し、一路道志みちを目指した。約一時間ほどで「青山」という交差点に辿り着き、ここが道志みちの起点らしい。交差点を右折後は、のどかで心地の良い風景が続く。

途中の久保吊り橋で休憩。渡ってみたが、割と揺れるので高所恐怖症の人にはきついかもしれない。

この吊り橋があるのは、山梨県だ。実は先週、家族で山梨県に旅行に来たばかりである。まさか、二週間連続で山梨県に来ることになるとは,思ってもみなかった。

吊り橋の横には昔ながらの売店があり、地域の野菜などを買うことができる。

さらに登っていくと道の駅どうしがあり、休憩することができる。ソフトクリームを食べたが、猛暑だったこともあって大変美味しく感じた。

今回走っている道志みち東京五輪のロードコースで使われたらしく、道の駅に看板が出ている。

ヒルクライムとしてはここからが本番だ。と言っても、最大斜度で 10% くらいなので、そろーりそろーりと登っていけばいずれは頂上に着く。最後の一直線の登りと、そこから続くヘアピンカーブに心を折られそうになりながらも、無事に頂上に着いた。頂上には残念ながらトンネルしかなく、展望を楽しむことはできない。

そこから長い下っていけば、すぐに山中湖だ。想像以上に富士山が大きく見えて、驚く。

湖畔をぐるりと回った後は 籠坂峠 を登る。 116m ほどの峠なので、ここまでヒルクライムをしてきたことを考えればどうってことはない。サクッと頂上まで登りきる。

後は御殿場までひたすらダウンヒルとなる。正直に言って、ダウンヒルは嫌いだ。常に命の危険を感じるし、腕に体重がかかりクタクタになる。念仏を唱えながらもなんとか無事に下りきって御殿場駅に着いた。駅前にはなぜかはわからないが蒸気機関車が置いてある。本日のゴールだ。

ところで、自分はこの御殿場という駅を完全に甘く見ていた。知らないうちに静岡県に入っており、ここから家までは2時間以上かかるらしい。 18 時には自宅で家族と食卓を囲まねばならない。松田駅の乗り換えでは土地勘のある人に連れられて走って乗り換え、その後は海老名駅でサークルの方とは別れ、相鉄線から東横線経由で帰路についた。東横線相鉄線に乗り入れた直後は、「誰が使うんだ、こんな路線」と思っていたのだが、神奈川方面のツーリングとは非常に相性が良い。お陰で海老名からは乗り換え無しで家まで帰ることができた。