Pixel Pedals of Tomakomai

北海道苫小牧市出身の初老の日常

今日は第15回 Cloud Application Platformアーキテクチャの日です

今日は第15回 Cloud Application Platformアーキテクチャの日です

第15回 Cloud Application Platformアーキテクチャ にお邪魔しています。

Cloud Application Platformアーキテクチャ / asami224 さん

  • ディスカッション用のスライドです
  • Cloud Application Platformのコンセプト
  • Web DSL
    • DSLという言葉は聞かなくなったが、また戻ってくる
    • アプリバブルは終わった。WEBに戻ってきた
    • WEB開発はGUI開発の歴史を繰り返しそう
    • JSは型がないのでバグがとれない。 lint は限界があるでしょう
    • ロストテクノロジーの再発見
    • markup+αでアプリを作りたい
  • 関数型プログラミングが大事になってくる
    • 商用の大きいプログラムはすべて関数型になる
    • モナドを使う。フリーモナド。 I/O モナドの拡張
    • フリーモナドを使ってState machineを実装する
  • reactive streams
    • process monadを使ってpure functionalなstate machine
    • 試しに使ってみたらうまく動いた
  • 銀行でさえもクラウドを使おうとする時代
    • AI, IoT : お客さんが欲しいと言ったら提供は必要
    • Distributed, Concurrent/Parallel, Asyncronous, Realtime : 非同期が大切
    • 例: IoT : 大量のイベントを受け取る。ファイルではなくストリームで来る
    • AIの詳細は専門家だが、大規模データを扱う必要がある。データの準備が7割。普通のエンジニアに一番大事
  • Object-Functional Programming
  • Procedural Programming, Object-Oriented Programming, Functional Programming
    • Java = OOP + PP, Lisp = FP + PP (+ Meta), Haskell = FP, Scala = OOP + FP + PP + DSL [+ Meta], scalaz/cats = OOP + FP + DSL [+ PP] [+ Meta]
    • オブジェクト指向がないと難しい
    • APIではなく、DSLとして機能を提供。モデリングが簡単になるのではないか
    • Metaも重要。コンストラクタやエンコーダ周りを自動でやらせたい
    • Scalaは文法がモダンなので、簡単にかけて良い
  • クラウドアプリケーションではFPを使っていくのが重要
    • 10年前から言っててあまり変わっていないとは言え・・・
  • FPにおける重要な概念
  • Scalaは増えてる?
    • 増えてはいる。Pythonが増えすぎた。Javaも残ってる
  • Object-Functional Analysis and Design
    • ビジネスから実装までどうつなげるのか
    • アプリケーションのモデルからプログラムを自動生成したい
    • プログラムの自動生成を受け止められる強力なプラットフォームが必要
    • 2つの伸ばし方 : 「ビジネスの方向」「上流のモデリングからプログラムの生成」
  • 数理モデルと認知モデル(ヒューリスティックモデル)
    • 認知モデル: OOPモデリングの売り。人間の見たものをそのままシミュレートする
    • 数理モデル: 自動生成に向いている
    • 二本立て。クラウドプラットフォームで実現させるには??
  • 構造データと半構造データ
    • もともと存在する不定形のデータが先にあり、それを処理するアプリが後
  • Cloud Application のメタモデル
    • UP : Static Structure Model(クラス図など)、Dynamic Model(state machine)、Collabolation Model(interaction model。ユースケースから帰納的にモデル化)
    • OMT(object-modeling technique) : Dataflow Model (FP)
      • UPで一度過去に消えたもの
      • big dataには有効そう
      • FPの台頭
    • Business Rule Model
      • AIの応用。AIはFunctionをプログラミングではなくデータから作る
      • データをどう用意するのか
      • FunctionのInterfaceは大事。ビジネスルール(例: 運賃表)
  • Cloud Application Frameworkの狙い
    • フレームワークは重要
    • 運用コスト、セキュリティ : ここまでは既存のASPと同じ狙い
    • ビジネスの振る舞いを集める
      • ログデータなどを、アプリ間で揃える
      • 最近のBigDataは、データの正規化に時間を取られている
    • 複数企業間の連携を簡単にする
      • DBを共通化する
      • 複数の企業が提携するショッピングモールなど
      • はじめから連携する気ではなかった企業間を、簡単に連携できる
    • ビジネスとエンジニアリングの共通言語
      • 別のプロジェクトから来たエンジニアがすぐ開発に入れる
      • 完全リモート。週に3時間程度しか事務所にいない
      • フルタイムじゃないエンジニアでも、会社に参加できる枠組み
    • アプリケーション開発は設定とDSLの記述だけでやりたい
      • 設定だけでもいろいろなことが表現可能
  • Coreの構成
    • Engine : BaaS + CMS + CRM + EC + Publishing
    • ServiceBus : PubSub(kinesis)によって連携させている
    • 管理コンソール、Zabbix
  • Subsystemの構成
    • JobScheduler(OSS) + ECS : ドイツ製。安定してないので考え直し中
    • PUSHSender, MailSender
    • EAI (ServiceMix/Camel)
    • Data Aggregator : RedShift, Aurola
  • 今後の展望
    • Core, SubSystem以外のシステムもぶら下げる (Application Service (仮称))
    • DMP, DWH, MDM(Master Data Management)
    • Advertisement(ニーズがあまりないのでペンディング)
    • Workflow (ステートマシンの管理に必要。Marketing Automationの基盤ともなる)
      • OSSでもあったが消えていった ... アダプタが必要で、書くのがむずい
      • 統一データにしているので、カスタマイズしなくても利用可能
  • Q). MDMは統一データでは不要なのでは??
      1. 売店で同じ商品を扱ってる場合などに必要
    • スター型のデータ構造。プラットフォームのマスタ+自社データ、という組み合わせで使っていく
  • Q). JOINするなら同じノードに載せる必要があるのでは?
    • 原則はそう。お客さんが嫌がるなら、アプリサイドでJOIN
  • WEB DSL
    • 経緯: アプリバブルが終わってしまった。WEBへ
    • WEBのレイヤでDSLにした
  • モデリングと実装の仕方
    • 今まで: domainモデルに対してMVCのモデルが必要 (RoRなら自動生成)
    • View Modelの導入 : TableやGridといったUIの単位で
      • .jade 形式に、埋め込める
      • ControllerもJSONで書ける。Platformで提供するもので十分なことが多い
      • カスタマイズはCard単位で可能
    • CardとGrid(12分割)でのUIの記述。HTMLより抽象度の高い部品
      • (例: Bootstrap4)
    • markup Engineer がアプリを作れるようにする
      • 簡単なのが売りだったはずが難しくなっている
      • 営業とMarkup Engineerがアプリを作れるのが理想 → PCPで可能になる!(設定だけでバックエンドが動く)
    • Vue.jsとかAngularとか使うとなると本末転倒
  • バックエンドもフロントもコードを書かなくても良い
  • Q). system-infoはどの部分?
      1. これはsinkと呼んでおり、変数名。View Modelを入れる
    • 画面の見た目によった設計にしている。裏のドメインは複雑でも、出せば表・リスト・グリッド
  • 製品で使おうとしたらがWEBエンジニアに拒否された
    • PHPのほうが簡単ですよ」
    • 一般に展開するのは難しいのかもしれない
  • Bootstrap4 ベースの creative-tim 社のものを使っている
  • 他のテンプレートの extend も可能 → テーマは切替可能
  • サーバサイドエンジニアのほうが刺さるかも
  • Q). componentでheader明細の表現するのは難しいのでは
      1. レイアウトファイルを定義できる。表示しようとするコンテンツを突っ込める
  • Q). WEB DSLとはJSONのこと?
    • ファイルだけで書けるのがWEB DSLJSONは好きではない
  • FPで大事な技術はモナド
    • 値・関数に、コンテキストを隠蔽できる
    • コンテキストにはDistributedやParallel、I/Oとか乱数とか時間
    • pure functionalではeffectが扱えないので本来実用的なものが書けない
    • I/Oモナドがlazy evaluationのリストを作る。インタプリタが実行してくれる
    • I/Oモナドでは用途が限られる。Free Monadはそれを拡張したもの
    • Free Monadではinter preterを自分で書ける
  • Unit of Work : transactionのざっくり版
    • unitをfree monadで作ってある
    • commit historyをfree monadで作り、 interpret 時に実行する
    • メリット: DBがなくても、 interpreter テストができる
  • 難しいのでおすすめではないが、実装してみるとわかる
  • sales_order が複雑な状態を持っている
    • confirm(悪質ユーザの除外), shipment, charge
    • charge: クレジットカードと、代引き、コンビニで状態の遷移が違う
      • 内部的に複数のステートラインを持っている
      • DBに状態を持たなければならない
    • 状態変更時に Free Monad を返す
      • transaction 境界を知る必要があると、部品化が難しい
      • transaction 境界を知る必要がなくなる
  • 状態はDBには持ってない。発生したイベントをすべて登録してあるので、状態がわかる
  • Q). 失敗したときにはイベントを残す?
    • この例ではイベントを残さなくていい場合
  • Q). transactionはどう切る?
    • 今はモナド一個で1トランザクション。プリミティブを用意すればできる。free monadのprimitiveにすでにロック管理などはある
    • デバグの難しさ、動きの予測の難しさ、が難点
    • スタックトレースを見ても何もわからない。デバッガは対応してない
  • Q). メモリリソースは?
    • フリーモナドはメモリを使うのでもともと気をつける
    • reactive streamsを使うと、大きなデータをウィンドウとして扱えるので、解決できる
    • エンジンがキャッシュをしている
  • free monad は 非同期や many core がもっと普及してから。5年後に使うかもしれない技術への投資
  • Unit of Work ではトランザクションがあるので、実行方法を変えるのはちょっとむずかしいかも
  • monoidを使うと、計算の順は気にしなくて良い。最適化できるようになる。モナドもモノイドなので
  • 代数的データ型に落とし込めば、数理モデルのいろいろが使えて、良い