AMD の Radeon のドライバには、 FSR と RSR という機能がある。
簡単に言えば、ゲームを低解像度の設定にして出力させて、それを表示するときにデバイスの解像度にあわせてアップスケールして表示させる技術である。ゲームから見れば低解像度なのでパフォーマンスは劇的に向上し、かつ、デバイスから見ると高解像度なので、美しいゲーム画面が楽しめるというものである。
引用したリンクに書いてあるが、 FSR は SDK レベルでの提供なのでゲーム側での組み込みが必要なのに対し、 RSR はデバイス側で設定できるので様々なゲームで対応できる。両方有効にしてしまうとおかしなことが起こる。たぶん。
RSR の設定は AMD Software というアプリ(紛らわしい名前だ・・・)から設定できる。 GDP win mini の場合はデフォルトで入っていた。 Gaming Graphics のところに設定がある。
FSR については、ゲーム側で設定すると良い。例えば、 Street Fighter 6 では(FSR とは書いてないが)それっぽい Internal Resolution という設定がある。ここをイジっておけば、 RSR が無効でもパフォーマンスが出る。というか、 SF6 の場合は RSR を有効にしても効いていないようだった。
ややこしいのは、 Steam Deck の場合はすべて FSR という用語になっていることだ。おそらく、 Steam Deck の場合は FSR の SDK が組み込まれた状態になっているのだろう【要出典】。考え方は同じで、 Steam Deck 側とゲーム側のどちらの FSR を使うのか、決めて調整する必要がある。