この度、縁あって実用Gitの共訳に参加させて頂きました。監訳は吉藤さん、共訳者はid:kaisehさんと渡邉さんです。また、付録として瀧内さんがGitHubについての章を寄稿されています。
日本語のGitの書籍としては、すでに濱野さん自ら書かれていらっしゃる入門Gitという名著がありますが、Loeligerさんの書かれた本書はよりチュートリアル的な内容となっています。目次を見るとわかりますが、テーマごとに章が分かれており、知りたい内容だけを重点的に読むこともできます。
Gitは、ユーザインタフェースで独特な部分があったり、Subversionにはない概念があったりすることにより、難解で理解しにくい物だと誤解されやすいですが、内部構造は驚くほどシンプルかつ強力です。実用Gitは常にこの内部構造に視点を置いた解説をしてくれるため、読み進めていくと「ああ、Gitはここではこういうことを裏でやっているんだな」というのが段々予想できるようになってきます。一冊読み終える頃には、様々なGit上での操作を、何の躊躇いもなく実行できる程度に理解を深められる*1ことと思います。
読めば読むほどGitの魅力を感じられる良書ですので、興味のある方はぜひお手に取ってご覧になってみて下さい。店頭に並ぶのは2/192/18頃で、amazonでは予約が始まってるようです。
実用Git
吉藤 英明 (監訳)