Pixel Pedals of Tomakomai

北海道苫小牧市出身の初老の日常

2022年に買ってよかったもの

結論から言うと、 brompton である。 今年の 2 月末に買ったもの だが、今でも使い続けている。

以下のグラフを見て欲しい。 2014 年から何をやっても下がらなかった体重が、コロナ禍で最盛期 77Kg まで上昇したが、 brompton を買っただけであっという間に 10Kg 以上下がっている。

bromptonによる体重の推移

brompton の良い点

brompton の良い点などはすでに以下のエントリで書いているので、それから約 10 ヶ月が経ってアップデートがあったことを書いておく。

自転車を買った - Pixel Pedals of Tomakomai

使うか使わないかよくわからなくても常に持ち歩こうと思っていた 持ち歩きは買った直後に諦めた

実は、あれから常に持ち歩いている。もう少し正確に言うと、常に自転車で移動をしている。電車に乗ろうとするから持ち歩きが大変なのであって、自転車のまま持ち歩くのであればなんの問題もない。コロナ禍で遠出をすることも減ったため、自転車をメインの移動手段として使うという選択は、今のところとてもうまく機能している。

自分もこの一ヶ月で 400km 近く走って体重も 1kg ほど落ちた

お陰で走行距離は順調に伸びて、今では月に 800Km 程度は自転車で走っている。単純平均で 1 日 25Km 走っていることになる。ただし、体力的には余裕がある距離ではあるのだが、時間的には毎日 1.5 時間ほどとなかなか負担となる時間がかかっているので、これをずっと続けるのは難しいのかなとも思うのが正直なところである。無理しない程度に、とは言え、時間が取れるのであれば続けていきたい。

それでも週末は輪行を楽しんでいる

輪行はほぼしなくなった。電車に乗ると走行距離が稼げなくて勿体ないと感じてしまう。それでも輪行brompton のとても良い点であり、長距離を走るときの保険として大変頼りになる。最近も、めんどくさいから何も考えずにとりあえず半日走り続けて、夜になったから輪行で帰るというのをやったばかり。綿密なプランを立てなくても気軽にめちゃくちゃ遠くまで行ってしまえるのは、本当に楽である。

行ったところ

brompton を買ってから色んなところに行った。

駒沢オリンピック公園

コーエーテクモ新本社(みなとみらい)。

東京タワー。

ズーラシア

境川

ヤングボール(柏市)。

ディズニーリゾート。

霞ヶ浦

久里浜港

強いて言えば、最近困っているのは、長距離は走りたいし同じ道は飽きるけど、行きたい目的地が特にないということである。

メンテ

自転車のメンテに関しては、毎日の空気入れと、 2 週に 1 回のチェーン清掃だけは覚えて自分でやっている。それ以外は、 3 ヶ月に一度自転車屋に行って、すべて基本的に丸投げである。 7,000Km 以上走ってチェーンも伸び切ってしまったらしく、それも自転車屋に交換してもらった。この後、ブレーキのシューとタイヤの交換ですねと言われている。面倒な整備をプロに診てもらえるのは大変ありがたい。

一応、工具セットは買ったのだが、数回しか開けていない。フレームに傷がついたとき用にタッチアップペイントも買ってあり、こちらはいざという時の心の安泰のために便利である。

夏の自転車は汗との勝負である。普通の服装では着衣水泳の後のようにびしょびしょになってしまうので、ユニクロで発汗性のめちゃくちゃ高い服を下着から含めて買い揃えた。また、目的地で汗を拭くのも普通のハンカチでは完全に役者不足なので、セームタオルを買った。セームの良いところは、汗を大量に取れるだけではなく、それを水道で洗うだけで簡単にもとの吸水力を取り戻せることである。普通のハンカチやスポーツタオルは乾燥した状態で使うものなので、行きで使ってしまうと帰りでは使えないという自体に陥ってしまう。

後、当然だが吸水にはめちゃくちゃ気を使った。保冷用の水筒を持ち歩いた上で、コンビニ・自販機をフル活用して常に水は切らさないようにした。お陰で熱中症には一度もならずに夏を越せた。

もう一点忘れていた。日焼けがえげつない事になるので、基本的には半袖ではなくアームカバーをずっとして走っていた。それでも腕は真っ黒になるレベルで日焼けする。

夏が終われば冬が来る。 11 月後半までは、冬のほうが楽だなあと余裕たっぷりだった。 10 度以上あれば、半袖に薄手のジャケットを羽織るだけでも十分過ごせる。ただ、自転車をどんなに漕いでいても手はめちゃくちゃ冷えるので、手袋は早めに用意したほうがいい。それでも、夏よりも装備は不要で余裕があった。

しかし、 12 月の半ばを過ぎて気温が 5 度以下になってくると、本格的に寒さと戦う必要が出てくる。防風だけの手袋では寒さを防ぎきれず、防寒手袋も買う羽目になった。それでも、手指は冷えて痛くなる。顔、耳に関しては、 モンベルでバラクラバ を買った。こちらはものすごく薄くて、初めは寒さを防げるか半信半疑だったのだが、恐ろしいほどの防寒性を発揮しており、バラクラバ1つだけで全く寒さを感じていない。これはとてもおすすめである。

と、 5 度前後になってくると寒さをきついとは感じるのだが、上半身は薄手のウインドブレーカー一枚着ただけでも汗ばんでしまう。もちろん、自転車を漕いでないときは寒いので、夏と違って服装の選択がとてもむずかしいと感じている。

事故

最後に、自転車で避けられない話題として交通事故がある。今年だけでも、自転車に乗っている人の事故をかなりの件数耳にした。さらに、うちの子も落車して左肘を骨折している。 自転車は危険な乗り物である。

危険だからこそ、事故に遭う確率は下げて置かなければならない。当たり前のことだが、赤信号、一時停止、二段階右折などの交通ルールはしっかり守ることが大切である。日本では交通ルールを守っている自転車はほとんどおらず、赤信号や一時停止、踏切で停車すると後ろを走る自転車に「あぶねーだろ!!」と怒鳴られたり、ひどいときは衝突されたりする。それでも、自分の命には変えられないので、誰も守っていなくても、自分だけは交通ルールは遵守すべきであると感じる。

ヘルメットは常に着用し、また、夜の運転のために ブルベ用の反射ベスト を持ち歩いている。テールライトを装着し、昼間でも車に気がついてもらいやすいように ライトを点滅 させている。高速走行中の手信号は危ないと思うこともあるが、基本的には車に自分の意志を知ってもらえたほうが安全なのでなるべくサインを出すようにしている。特に、駐車されている車を抜くときの右への車線変更時の手信号は、とても重要である。

このように、事故に遭う確率を下げられることは、なんでもするべきである。

まとめ

今年は brompton に乗ったおかげで、何の苦もなく 10Kg 以上痩せられた。とても高かったが、結果的に良い買い物をしたと思う。