Pixel Pedals of Tomakomai

北海道苫小牧市出身の初老の日常

相模湖と大垂水峠

いつものように朝 7 時の開店を待って、 モスバーガー和泉多摩川駅前店 に入店する。開店時間と場所がちょうどよいので、多摩川を上流に向かうときはいつもここで朝食を摂る。

先週は天候が悪くてほとんど自転車に乗れず、体重も 3Kg ほど増えてしまった。今日は曇りだが、雨は夜まで降らないようだ。この貴重な雨の隙間を逃すわけにはいかない。

今日は相模湖へ行く予定だ。いつもは素通りする府中四谷橋を渡って、野猿街道を八王子方面へ向かう。

野猿街道を進んでいくと、なにもないところに突然スターバックスが現れる。ここも目的地の1つだったのだが、朝食から時間があまり空いておらず、スイーツは食べられなさそうだったのでコーヒーだけ頂く。

まだまだ目的地は遠いので、引き続き無心で進んでいく。途中、曲がり角で見つけた樹木の案内に「八王子市」と書かれており、八王子市に入っていたことを知る。木は「トウカエデ」と言うらしいが、楓の季節でもないし、特に興味もなかった。

Google のナビに任せると、よくとんでもない道を通される。今日はただならぬ雰囲気の小さな陸橋に案内された。

さらに進んでいくと、いきなり城山ダムという看板に出くわした。全然意識していなかったのだが、津久井湖というところがあるらしい。

津久井湖観光センターなどというものもあったので、トイレ休憩。

山道が始まったように見えたので、この先何もなくなることを覚悟したのだが、そんなことはなくわりと建物が多い道路が続いた。近くに鉄道路線こそ無いものの、国道 413 号線沿いはそれなりに栄えているように見える。コンビニもファミレスもあり、補給に困ることもなさそうだった。

さらにしばらく進んで、ようやく最初の目的地の相模湖に到着した。

まだ何も食べていなかったので、湖畔にあった「ビーフカレーの店」を掲げているお店で昼食。入店して真ん中にあるテーブルが物置と化しており、やっているか不安になったのだがやっているとのこと。しばらく待っていると、「チーン」という音の後にカレーが現れた。空腹だったのでとても美味しく頂けたのだが、どうみてもレトルトカレーであった。そのせいで、通常サイズと大サイズがあるのだが、大サイズを頼んでもご飯が増えるだけで、カレールーの量は足りなくなってしまう。

数年前のレビューにはパスタなど他のメニューもあったので、店主が亡くなったなどの特殊な事情があるのではないかと勘ぐってしまう。

カレーを完食した後ほどなくして、相模湖駅に到着した。

ここからは本当の目的地、大垂水峠に向かって国道 20 号線を進む。・・・つもりだったのだが、 Google 先生は国道 20 号を外れて進めと仰っている。明らかに無駄な激坂に案内されているが、まあ、今日の目的はダイエットなので、それもいいだろう。言われるがままに激坂を登って、また激坂を降りて 20 号に戻って来るなどした。

肝心の国道 20 号線の方は、激坂好きな Google さんを他所に、斜度がゆるい終始平和な峠である。前評判も聞いていて知っていたので、のんびりと登っていたら、すぐに頂上にたどり着いた。

後はダウンヒルをずーっと行けば、すぐに高尾山口駅である。つい先日、会社の野外活動部の有志が高尾山を登りに来ており、無性に行きたくなったのだ。もっとも、自転車で高尾山を直接登ることはできないのだが。

これで目的はすべて達成したので、後は輪行して家に帰るだけだ。自走しても良かったのだが、あいにく夕方以降は雨の予報なので、早めに帰る必要がある。

順当に帰るとすれば、京王線高尾駅から乗って分倍河原駅で JR に乗り換えることになるが、輪行状態で乗り換えは面倒だ。多少時間もあるので、南武線まで自走することにする。地図で調べて、谷保(やほ)駅が一番近い南武線の駅のようだったので、そこを目指す。また初見では読めない駅だ。

ひたすら国道 20 号線を下っていくと、小さな橋に辿り着いた。多摩川も上流ではこんなささやかな橋で済むのかと、ちょっと感動する。

が、その感動もつかの間。また大きな橋が現れた。どうやら先程の橋は大和田橋と言って、浅川という多摩川の支流を渡す橋のようだ。通りで小さいと思った。

今度こそ、多摩川を渡る石田大橋を超えれば、目的の谷保駅はすぐそこだ。いつものように駅の看板の前で撮影して、そのままブロンプトンを畳んで南武線に乗り込んだ。